東京都内で自転車による事故や悪質な運転が急増しているため、警視庁が取り締まり強化だけでなくマナー向上対策に乗り出した。一方、安全に走行できるよう、東京都と同庁は来年度以降、都内全域で道路環境の整備も進める。
同庁によると、今年1~9月、都内で自転車による道交法違反で交通切符(赤切符)の対象となったのは1351件。自転車の取り締まりを強化し始めた5年前は年間62件だった。今年の違反で最多なのはブレーキを取り外すなどの制動装置不良で700件。信号無視や携帯電話を使いながらの運転も後を絶たない。
通勤・通学中の都内の自転車事故は震災後の3月以降、前年と比べてほとんどの月で増えた。8月末までに2716件(前年同期比48件増)あり、8月末までの交通事故死者141人のうち、自転車がらみは26人と約2割を占める。 asahi web
市町村単位で運営している国民健康保険の財政基盤の強化と都道府県単位化に向けた厚生労働省と全国知事会などの協議が24日、行われた。
市町村国保は保険料の収納率低下などで財政状況が厳しく、2009年度は決算を穴埋めするために約3100億円を市町村から繰り入れており、政府の社会保障・税一体改革案には財政基盤の強化と都道府県単位化が盛り込まれた。ただ、24日の議論で全国市長会と全国町村会は都道府県単位化に賛成の立場を表明したが、全国知事会は慎重姿勢を示した。 yomiuri web