ボランティア
石巻市













石巻市へのボランティア活動

  『 できることから やる 』
私が座右銘としているものです。

 今回の東北大地震では私なりの「できることから、やれることを」をやってきました。直後からの情報発信、街頭募金、支援物資等の参加をやってきた中で、さらに現地への応援、支援は出来ないかと考えていました。

  この度石巻市へ自分が出来る事での支援で行ってきました。
これまで現地被災されました方々の地震発生から、つなみ、原発等への容赦ない流れは私などにはとうてい計り知れないことだと思います。
 しかしその中で「たとえ小さな事でも私に出来ることはあるのではないのか」、そう思い続けていました。
 ・・・・そこで40年余の長きにわたってこれまで小平の地で多くの方々に味わって頂いています珈琲の世界を、避難されている場所での提供です。
「癒しの世界の”時””場””味わい”」をたとえ短い時間でも被災者の皆様へ出来るのではないのか、と。

  さっそくにその実現に向かって準備にとりかかりました。
まず味造りの焙煎からでした。
 その思い込めて焙煎したものを心を込めて淹れて、ひとかおりのひと時を味わって頂く、こと。心身が大変なときこそ、ひと時でも、少しでも癒して頂きたい、そう思いました。

 今回のボランティアの行程は車中一泊、キャンプ場での寝袋一泊でした。

珈琲の世界提供場所は二ヶ所でした。
 こちらから全ての材料、備品を準備したもの(水=ピュアウォーターは小平酒販組合様から提供されました)でさっそくにとりかかりました。
現地ではこれまで珈琲そのものをその場で淹れて提供して出すことはなかったそうで、香り高く周囲に漂うことで、また「おいしいよ」と言って頂き、これまでとはまた違う場、時、味わいが出来たのではないでしょうか。

 今回、私にとりましてはとても嬉しいことがありました。
この珈琲を提供する場で被災者自身の方々が、(自分達が本当は大変な状況なんですが)お手伝いをして頂いたことです。これまではとてもその気持ちにさえなることは考えられなかったことではないでしょうか。なんとそれを我々とスタッフと一緒にやって頂いたのです。
 珈琲を飲みにきて頂いた人たちともいろいろ身近なお話しをされていまして、その光景には何度も感動しました。
本当に嬉しかったですね。

 いろいろ見聞したことを記したいのですが、表現が難しくこれまでも活字には出来ない状況です。(画像はこれまでアップすることに躊躇していましたが「現状を伝えて欲しい」、との言葉がずーっと残っていましたのでここで決心しました)
写真からの光景を見て頂きたいと思います。

 地震、津波、原発とあまりにも想定を超えた出来事にいまだもって先行きが見えてきません。今後は長期的、継続的に支援、応援、再建、復興をやれる体制にしていかなければならないと考えます