平成22年10月





 
   10月29日 曜日) 
    
 
行政視察
松江市
1・開府400年事業について
2・地域ブランド創設事業について
   
   

 
 
  
松江市 行政視察報告
1・開府400年事業について
2・地域ブランド創設事業について

       
 城とひと 縁を結んで夢つむぐ
和の心 日本の美

ご挨拶
  落部 議会事務局長さん
・75%が一次産業
・観光市 国産文化観光都市を目指している
・開府400年祭 目下1000万人(5年間で)を目指している


航空写真を見ながら特徴をお話しして頂きました


 

1・開府400年事業について

 推進協議会事務局長 西尾さん

・他の自治体は企画ものは1年程だが松江市は築城に5年かかったので5年にわたって事業をやる
・4点を柱に考えた
・組織
・人材育成も目指す
・2007年度スタート 来年が最終年度
・5カ年計画 シンボルイヴェントを毎年設定
・2007年度と2008年度お茶とお菓子
・2010年度 今年はおでん ⇒ 10000食が完売 ⇒来年度もやらなければ
・園山俊二は松江市出身 漫画家 ⇒碑を建てて観光地にする
・まちあるき観光を企画
・推進協議会は半官半民  (行政が手を出せなかった部分)
・城に茶席を開設したり嫁が島にも茶席開設する試み(これまでは出来なかった)
・資金援助 ⇒市民団体へ支給 来年度以降の継続を
・上限20万円 36件ある 
・内容 ⇒ 落語等
・品川・大崎へ高校から派遣 茶室 庭造り 町のPRを二ヶ月かけて実施
・品川から、教育関係者から大変好評 本人達も大きな成果を得る⇒継続を
・着物のイヴェント 着物を着て町中散歩 着物人のコンサート
・最初は女性がリーダーで今は男性

●4年間やってきて?
 ⇒山がつくりにくい
・募金を募る ⇒市の負担 募金負担(三分の一ほど 現在)
・来年歴史館完成

事務局長の思いは
⇒ イヴェントをなぜやるのか ⇒400年の歴史を学んでもらう ⇒市民の意識を高めてもらう ⇒ それなりの意味はあった
古事記編纂300年
・資金 総予算 ⇒総額 6億700万円 事業費は17年度 2000万
18・19年度5400万円 本年度1億5000万円 
寄付金(募金) ⇒1億1500万円  3850万入場料 その差額
・参考: 彦根は 1億3000万円

継続
・嫁が島 10人の組織で
・着物プロジェクト事業 但し着付けさんの確保が困難
・寄付 大口企業には幹部がお願いに ⇒半数は小口
・募金担当参事設置 ⇒ 商工会等の組織への働きかけを



2・地域ブランド創設事業について

 

主幹・福島さん
主任主事 門脇さん

 ◎ボタン
・松江市はボタンが非常に有名 
⇒ 輸出をする ロシア(8月第一回目)へと台湾への販路拡大
・世界一
・一年中開花させる技術開発 特許取得
・40万本 オランダが一番多い
・新たな販路の拡大が課題
・補助は
・中間コスト削減で農業収入の向上図ることになる ⇒ これを目指す


 ◎そば ⇒地域ブランドととして継続していきたい

・そば 出雲そば ⇒減反作物として推奨していく 減反(玄丹)そば
・玄丹そば振興
⇒出雲そば処
⇒減反政策での他作物への推進 模索
・兼業農家の考え
⇒従来松江市外からのものをつかっていた ⇒農産物ではなく特産物として活用しようと考えた
・平成12年設立 ⇒一元管理で⇒そば焼酎 ⇒ そばパスタ 等積極的に
⇒ 11f  からスタート ⇒142fに増 
・天候に左右されやすい作物である
・転作の奨励で助成制度支給

今後
・戸別所得保障制度を活用
・美しい光景をみてもらう そば畑 ⇒ バスツアーで応援
 

 
 
 
         







 行政報告

 今回の各地の視察で改めて”ひと”づくりの大切さを感じます。小平市も市民を巻き込んでそれぞれの部局で頑張っていることはこれからの小平の歴史が継続するために重要なことだと思います。

 松江市
このような歓迎封筒はこれまでで初めてです
もてなしの一環ですね

 和の心 日本の美
松江開府400年祭
基本計画書より抜粋します


事業の根底に「ひと」づくり

たくさんのヒントがあります
 
1607年(慶長12年)、堀尾吉晴公により「城下町松江」のまちづくりが始まり、5年の歳月を掛け、1611年(慶長16年)、に松江城と城下町が完成しました。それは、松江の地が政治、経済の中心となるにふさわしい独自性があったからにほかなりません。以来400年、先人のたゆまぬ努力と業績により、松江市は世界に誇れる国際文化観光都市として発展してきました。風光明媚な自然は守り継がれ、地域に育まれた文化は脈々と流れ、松江は日本人の心、"和の心と日本の美"を世界に紹介してきたのです。

 2005年(平成17年)、周辺の8つの"まち"がひとつに結ばれ、新しい松江市が誕生しました。そして、2007年(平成19年)、記念すべき開府400年を迎えました。開府から現在にいたるまでをあらためて検証し、それを学ぶとともに、今後の発展につなげていきます。
 市民がこぞって400年の持つ意味、重みを読み取り、行動を起こす契機にする必要があります。そのためには一過性ではなく、粘り強い、中長期の取り組みが必要であり、松江城、城下町の建設に懸けた堀尾公の情熱に傑い、2007年度から築城完成400年に当たる2011年度までの5年間にわたって様々な仕掛け、イベントを展開していきます。
松江に暮らす私たちは、開府450年、500年という次の節目を迎える子孫のために何を残し、伝えるのか。全国に誇れる松江の歴史を活かした"まちづくり"とそれを担う"ひとづくり"を市民総参加で実施し、未来に向けた新たな飛躍をめざします。
●.基本となる考え方
 開府から400年を経た今日、先人のたゆまぬ努力と蓄積により今、松江市があることに感謝し、祝意を表します。
松江が培ってきた文化、伝統、風土、特色をあらためて市民に問い掛け、将来に向けてそれを維持、継承していくきっかけづくりとします。
 松江市の発展には定住人口及び交流人口の増加が欠かせず、そのためには産業振興が重要です。中でも観光は松江の特性を活かせる重点産業であり、「祭」を通じて情報発信を行い、知名度の向上を図り、「潜在型観光地」からの脱却を目指します。
開府400年は、江戸時代から現在にいたる"まちづくり"の歴史です。将来に向けた"まちづくり"には、それを担う"ひと"が何より重要です。松江の歴史をまちづくりに活かすのも"ひと"、まちを発展させるのも"ひと"です。
自立の時代に自発的にまちづくりに取り組む強い意欲を持った人材を育てることこそ400年の節目に行うべき取り組みであり、5年という期間があるからこそ可能な取り組みです。事業の根底に"ひとづくり"をおきます。特に、観光面では市民のおもてなしの表現の仕方、ホスピタリティの良し悪しが松江の印象を左右します。そのため、もてなしの心を育てる仕掛けづくりも行います。



松江を愛する"ひとづくり"、ひとが愛する"まちづくり"
1.開府及び築城400年を祝う(祝賀)
2.歴史・文化・伝統を後世に伝える(伝承)
3.定住人口及び交流人口を増やす(産業振興、観光振興)
4.新しい松江を創造し発展させる(まちづくり、ひとづくり)
5.全国的知名度を向上させる(知名度向上)
6.すべての市民が松江の歴史や良さを知る
7.観光入り込み客数1000万人以上をめざす


松江開府400年祭事業 5カ年計画
これだけをこなしていくのは相当のエネルギーが




さまざまなパンフレットが発行されています